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アトピー肌の方が化粧水に必要とするもの
・アトピー肌の方が化粧水でケアする必要があるのは、「肌の水分を保つ保湿」です。
皮膚の水分は主に角質層によって守られており、肌の水分保持力の80%をセラミドなど(細胞間脂質)、天然保湿因子(NMF)が18%程度、残りの2%程度を皮脂が担っています。
化粧水では水溶性の保湿成分である天然保湿因子の役割を果たす
保湿成分を補うようにしましょう。
保湿力の高い水溶性の保湿成分とは?
角質層の天然保湿因子は、アミノ酸やピロリドンカルボン酸、乳酸塩、尿素、クエン酸塩
などが主成分です。これらの成分は水分の吸着力が強く、角質層内ではセラミドなど
からなる細胞間脂質の間でしっかりと水分と結合しています。
しかし、湿度が低く、吸着する水分が蒸発してしまう環境下では、保湿力が下がって
しまいます。そのため、アトピー肌の場合は、水分を吸着する保湿成分でなく、
「水分を抱え込む」効果の高い保湿成分を補うと良いでしょう。
(1)ヒアルロン酸
アミノ酸の一種で、非常に高い保湿性・水分保持力があります。ヒアルロン酸1グラムで、6リットルの水分を保持できると言われています。
(2)コラーゲン
たんぱく質の一種。真皮層ではコラーゲン線維と呼ばれる網の目状の繊維質で皮膚を支えており、肌の水分を保ったり柔軟性や弾力性を与えたりする働きをしています。外部から塗布した場合は、分子が大きいため肌内部に浸透はせず、肌表面で水分をしっかり抱え込む性質があります。
(3)エラスチン
真皮層では、コラーゲン同士を結びつけ、肌にハリや弾力を与える働きをしています。コラーゲン同様、肌表面に塗布した場合は内部には浸透せず、肌表面で高い保湿力を発揮します。
アトピー肌の化粧水選びの注意点
アトピー性皮膚炎の肌はバリア機能が弱いため、添加物などが侵入しやすく、刺激と
なる場合があります。そのため、香料や着色料、防腐剤などの添加物を含まない
ものを選ぶようにしましょう。また、脂溶性の成分が入っているものは、
界面活性剤が含まれている可能性があるため、避けたほうがいいでしょう。
※主成分が明らかで、配合成分が少ないものがオススメです。
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2014-06-27 11:54
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