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1.髪の毛の構造とは?
髪の毛は中心から外側に向かって、メデュラ(毛髄質)⇒コルテックス(毛皮質)⇒キューティクル(毛小皮)
という3層構造をしています。
・メデュラ
この細胞はタンパク質と脂質が主な成分。角化していないので比較的柔らかいです。また細かい空気の
泡を含んでいるので、外からの刺激が加わると隙間が出来やすいのが特徴。メデュラに隙間が
出来ると光が乱反射するので髪が白っぽく、くすんで見えます。
・コルテックス
ここは毛髪の重さの85~90%を占める重要な部分です。メラニン色素が含まれ、毛髪の色や性質は
ほとんどここで決まります。
・キューティクル
皆さんがよく耳にするキューティクル。ここは毛髪の一番外側をカバーする部分で、毛髪全体の重さ
10~15%を占めています。メラニン色素は含んでいませんが、その独特の光沢で毛髪に輝く
ようなツヤをもたらします。1枚のキューティクルの細胞は、さらに3層に分かれます。
内側から、エンドキューティクル(内小皮)、エキゾキューティクル(外小皮)、エピキューティクル(表小皮)という
順です。外界と接しているエピキューティクルの表面は硬く丈夫で、ヘアケア用品に配合される
エタノールにも負けませんし、石鹸・合成を問わず、シャンプーの成分で溶けたり変質
したりすることはないです。
2.髪の毛がダメージを受ける原因は?
一番の敵は摩擦などの物理的な力。たとえば頭髪なら、もつれた髪に無理やりブラシをかけたり、
シャンプーでゴシゴシ擦るなどすると壊れたり剥がれたりします。また、ドライヤーの
かけ過ぎや紫外線、ヘアカラーやパーマもダメージの元です。こうして
キューティクルが傷つくと柔らかな毛髪の内部が剥き出しに
なってしまい、水分やタンパク質が逃げ出して
パサついたり、枝毛や切れ毛が
出来やすくなったりします。
3.ダメージ防止策
・タオルドライ
過剰な水分はキューティクルを剥がしやすくします。基本的に、シャンプー後は
よくタオルドライすることが大切です。
・髪をきちんと乾かす
タオルドライだけだと、髪はまだ湿っています。このまま長く放置すると頭皮が蒸れて、フケや痒みの
原因である雑菌が増えるので、仕上げはドライヤーで乾かして下さい。ドライヤーを使う時は
熱ダメージを避けるため、温風と冷風を交互に使うようにして下さい。
・紫外線を避ける
紫外線は毛髪のシスチン結合を切るので、髪のアルカリ耐性を弱めてしまい、ダメージを受けやすくします。
外出時はなるべく帽子を着用してダメージ防止をしましょう。
・海水浴後のケアを
海では「塩」にも要注意。海水が乾くと塩の結晶が出来るのですが、それがお肌やキューティクルを傷めます。
・パーマは緩めに
パーマをかける際は緩めにかけましょう。そして出来れば再度パーマをかけるまで3ヵ月くらい空けて下さい。
そうすると、だいぶ髪への負担は減ります。
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2014-06-28 14:11
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