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・アトピー性口唇炎・口角炎の症状とは
唇や口周りの皮膚や口角が乾燥して、亀裂が入ったり皮がめくれてしまうのが症状で、
身体にアトピーの症状がなくても、このような唇のアトピー性皮膚炎のみの症状が
でる場合もあるので注意が必要です。一般的な唇の荒れと異なるのは、唇と
その周囲に色素沈着が見られることが多い点です。自分の唇の荒れが
アトピー性によるものか、通常の乾燥による唇の荒れなのかを判断し、
適切なリップクリームを選ぶ必要があります。
・アトピー肌に必要なリップクリーム
唇の荒れがアトピー性皮膚炎に由来するアトピー性口唇炎や口角炎の場合は、リップクリーム
の添加物などの成分が刺激となり悪化してしまう可能性があります。なるべく余分なもの
を排除し、唇の表面をしっかりガードするリップクリームを選ぶようにしましょう。
具体的には、精製度の高いワセリンがオススメです。このようなワセリン
には余分な添加物や不純物が含まれておらず、肌へ与える刺激が
大変低いため、安心して使用することができます。また、
唇だけでなく、口角や口周辺の皮膚も荒れやすい場合は、
その部分にもワセリンを塗布し保護するようにしましょう。
・口にする食べ物や歯磨き粉なども要注意
唇が荒れやすい、または荒れてしまっているときは、ワセリンで唇やその周りの皮膚を保護する
だけでなく、口紅やグロスなどの添加物を含むものは使用しないでください。刺激に
敏感になっている唇が、さらに炎症を起こしてしまう可能性があります。
また、歯磨き粉や食べ物が付着すると接触性皮膚炎を起こす場合がありますので、
注意する必要があります。歯磨き粉には発泡性である「ラウリル硫酸ナトリウム」
などの刺激が強い成分が含まれているので、口内だけでなく、口の周りに
ついた歯磨き粉もきちんと洗い流すようにしましょう。
石鹸由来の洗浄剤を使用した無添加歯磨き粉を使うのもオススメです。また、
食べ物による刺激を減らすため、醤油やドレッシングなどの浸透圧の
高い液体が唇に付着してしまった場合は、すぐに洗い流すようにしてください。
・唇に炎症がある場合
炎症を生じているような場合は、ドクターに相談し、適切な処置をしてもらいましょう。
皮膚科では、ステロイド剤などの外用薬や、場合によってはビタミンB2・B6の
内服薬の処方などの治療を行います。
アトピー性口唇炎・口角炎が慢性化すると、炎症によって色素沈着が発生し、
唇が黒ずんでしまうことがあります。「たかが唇荒れ」と放置せず、
適切な対処を行うことが重要です。
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2014-12-03 14:58
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