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■化粧下地の役割
一般的に、化粧下地はファンデーションの肌への密着度を高めてベースメイクの
仕上がりや持ちをよくしたり、肌を保護するなどの効果があります。
UVカット効果のある化粧下地は、紫外線からも肌を守ってくれます。
このように、外的刺激から守りながら肌を美しく見せてくれる化粧下地の使用は、
メリットがあると考えられます。しかし一方では、防腐剤や乳化剤の他、
メイクの仕上がりを調節するために合同ポリマーなどが含まれている
ものもあり、肌にとって負担や刺激となる可能性があります。
■アトピー肌に化粧下地は必要?
油分と水分が混ざり合った乳液状やクリーム状のものには、乳化剤
(合成界面活性剤)が含まれています。化粧下地に使われる
界面活性剤は「乳化」目的のため、クレンジング剤などに
含まれる界面活性剤と違って脱脂力が弱いので、
肌から油分を奪うことはないと言われています。
しかし、特に肌のバリア機能が低下している場合は、界面活性剤そのものが異物として
肌内部に侵入し、刺激となります。さらに化粧下地に、上述の通りメイクの仕上がりを
よくするため、様々な化学物質が含まれている可能性があります。
そのため、アトピー肌は、基本的には化粧下地を使わないほうが安心です。
■メイクをする時は
メイクをする時は、化粧下地の代わりに肌なじみの良い無添加のオイルを薄くお肌に塗り、
数分時間を置いてから、パウダーファンデーションをつけましょう。
もしつけ過ぎてしまった場合は、軽くティッシュオフしてください。ワセリンだと
粘度が高く、べたついてファンデーションがヨレてしまうので、メイクをする時
には不向きです。肌なじみのよい無添加オイルであれば、肌に刺激を
与えずに保湿出来ると同時に、パウダーファンデーションをつける時にヨレません。
アトピー性皮膚炎の肌に必要なことは、刺激になるようなものを避け、
1日でも早く肌を改善させることです。お化粧をする時もこの点を
忘れず、お肌に刺激を与えるものはできるだけ避けるようにしましょう。
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2015-03-16 10:29
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