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冬になるとスネや腕が痒くてたまらないという方、結構多いのではないでしょうか。その原因の多くは肌の
乾燥です。得に高齢者は肌が乾燥し易いため、痒みに悩まされる方が多いのですが、最近では、
若い人にも乾燥による痒みを訴える人が増えています。痒みが起こり易いところは、皮膚が
乾燥し易いスネや太もも、腕、わき腹、腰などで、カサカサして白く粉をふいたように
なります。健康な肌の場合は、角質層の天然保湿因子(アミノ酸)や角質細胞間の
脂質(セラミド)が水分をしっかり保つとともに、汗と皮脂が混ざり合ってできた
皮脂膜が表面を覆って水分の蒸発を防ぎ、さまざまな刺激から肌を
守っているんです。しかし、乾燥によって角質層の脂質や
水分が失われ、角質間に隙間ができて粗くなり、
外からの刺激を受け易くなります。
そこへ本来なら角質でバリアされ刺激が到達しない痒みを感じる神経が直接刺激を受けるため、痒みを
感る訳です。また、その神経は外からの刺激を受けると、痒みを引き起こすヒスタミンという成分を
放出するため、更に痒みを生じ易くなります。痒いからと皮膚を掻くとその神経を刺激して更に
痒くなるという悪循環に陥ります。年齢を重ねると肌の新陳代謝が低下するため、肌の
潤いを保つ天然保湿因子、角質細胞間資質、皮脂膜などが減少して皮膚が乾燥
し易くなります。高齢者に痒みが生じ易いのはその為ですが、若い方の
痒みの原因は「洗いすぎ」が主な原因なのです。冬なら毎日身体
全体を石鹸で洗う必要はありません。
お湯につかるだけでも身体の汚れの大部分は落ちるので、皮脂分泌の多い部分は毎日洗い、乾燥し
易い手足や股、首、顔などは毎日石鹸で洗い、他の部分は週に2度程度でも十分ですよ。
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2014-05-27 13:09
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