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皮膚は表面から表皮、真皮、皮下組織と分けられ、このうち真皮には毛細血管があります。この
毛細血管を流れる血液が、表皮を通して、透けて見えるのが「赤み」です。顔では頬が最も
多く、お腹と比べて約5倍の毛細血管があるので、頬が赤く見えるのはこの為です。
また、口唇には表皮がないため一層赤く見えるのも、血液が透けて見えて
いるんです。体内を走る血管の全ての長さは約9万km程の長さに
なります。これは地球2周と4分の1の長さに相当する訳で、
いかに血管が身体中に隙間無く血管が走っているか
分かると思います。
血管は自律神経によって拡がったり縮んだりして血流や速度を調整します。血液中の赤血球には
血色素(ヘモグロビン)があり栄養・酸素・体温を体中に運び、また老廃物を持ち去る働きを
行っています。基本的に赤み・赤ら顔の正体は血液で、その現象の構造は
「血管が拡張している」か「表皮が薄い」かのいずれか、または両方だと
イメージして下さい。乾燥肌で赤みが生じる原因としては、色々
考えられますが、表皮が薄い箇所以外は、主に刺激による
鬱血または炎症が一般的です。例えば、表皮は刺激を
受けるとサイトカインという物質を放出します。
それに反応してヒスタミンが生成され、皮膚は刺激と戦うために炎症を起すのです。この時に血液の
流れが多くなり、赤みとなって表皮から透けて見える訳です。これは痒みも同じような形で
起こるので、掻いた後が赤くなるのがその証拠です。赤みを改善する時は、少し
視点を変えて対処する必要があります。要するに赤みを改善する絶対的な
方法はありません。それよりも赤みになる要素を改善するのです。
赤みになる要素で最も多いのが刺激です。
本来ならば角質層でバリアできる刺激も乾燥肌により、著しく低下しています。この機能の回復こそが
赤みを取り除くコツとなります。ですから、赤みに囚われる事なく、乾燥肌のケアを進める
ことにより、自然と赤みは改善される事でしょう。
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2014-05-27 15:04
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